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「羅生門」「蜘蛛の糸」などで知られる芥川龍之介の父親、新原敏三は岩国市美和町の出身。
1850(嘉永3)年に生まれ、15歳で長州藩の農民兵に。その後の戦争で重症を負い、山口で保養しました。
龍之介は、1892(明治25)年、新原家の長男として誕生。しかし、母親が病弱だったため、フクの実家芥川家の養子として引き取られました。
後に敏三は上京し牛乳屋を経営。当時の牛乳販売業者の番付でトップになるほど繁盛し、龍之介も「父は成功者のひとりだった」と残しています。
龍之介は父から生見のことをよく聞かされ、尊敬する父の人柄を通して、山口県の風土に思いをはせたといいます。しかし、これについて生涯語ることはありませんでした。

新原家の菩提寺である美和町生見の真教寺には、ゆかりの石碑が立っています。
そこに書かれているのは「本是山中人(もとこれさんちゅうのひと)」。
これは、龍之介のデビュー作「羅生門」の出版記念祝賀会で会場主に書いて渡した言葉です。龍之介が祖先の地を思い出して書いたとされています。

境内には立派な梵鐘(ぼんしょう)があります。
1回鳴らす毎に寿命が1年延びるとか!? なるほど、音に重みを感じますね~。

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